人の健康と生活環境への対応と産廃業の許可

日々の生活から生じる野菜くずや紙くずなどのごみは一般廃棄物に分類され、市町村がそれぞれ収集や処分を行っています。

しかし事業所から排出されるごみは産業廃棄物となりますので、事業所がみずから処理するか、または産廃業の許可を受けている会社に委託をして処理しなければなりません。産業廃棄物とはいってもそのなかにはさまざまな種類のものが混在していますが、特に人の健康や生活環境に影響を及ぼすおそれが大きなものが存在しています。

たとえば病院から排出される感染性の廃棄物、工場や建物の解体現場などから排出される石綿、廃油などの廃棄物が挙げられます。このようなものを通常の方法で運搬したり、処分したりするのは適切ではありませんので、廃棄物処理法のなかでは特別管理産業廃棄物として分類し、これらを取り扱う産廃業の許可についても通常とはまた別の基準を設けています。

この基準に関してですが、たとえば石綿を含む産業廃棄物は破砕や混合をせずに他のものと区別すること、その他の廃棄物も基本的には他の物と区分して混合しないようにしておくこと、特別管理産業廃棄物の種類や取り扱いの際に注意すべき事項を記載した書類を備え付けておくこと、感染性の場合には別に密閉できる運搬容器に収納して収集や運搬をすることなどがあります。このように許可を得ける産廃業者が特別な配慮をすることによって、人の健康や生活環境への影響がないように規制しています。

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